新たに着任した駐日アメリカ大使のジョージ・グラス氏が日米両国の連携をはかり、中国に対抗していく姿勢を示したことについて、中国政府は「対立をあおるべきではない」と批判しました。

アメリカのジョージ・グラス新駐日大使が、日米両国が安全保障の分野で連携し、中国などに対抗していく必要性を強調したことについて、中国外務省の林剣報道官は18日の記者会見で次のように批判しました。

中国外務省 林剣報道官
「外交官の職責は国家間の友好を促進することで、他国を中傷し、互いの仲を裂き、対立をあおるべきではない」

そのうえで、林報道官は「中国は国際社会に平和、安定、進歩をもたらすエネルギーだ」と主張。

「対立を引き起こし、平和を脅かしているのは誰か、国際社会にははっきりと見えている」と、アメリカ政府やグラス氏をけん制しました。