創業74年目福岡市「因幡町」でスタート

「因幡うどん」は1951年に福岡市の因幡町、現在の中央区天神1丁目で店を開いた博多うどん店です。
2016年には、博多ラーメン「一風堂」を展開する「力の源ホールディングス」が事業を継承。

福岡県内で8店舗を運営するなか、創業74年目の今年、初めて県外、しかも首都・東京に進出することにしたのです。

力の源ホールディングス 桑野洋さん
「お土産商品を全国からご注文いただいて、通販でお届けしておりました。やはり全国にファンの方がいらっしゃるということも思い、今回東京に初出店をさせていただきました」
博多ならではの太く柔らかい麺で関東進出

因幡うどんは北海道産の羅臼昆布や数種類の煮干しを使っただしと、博多うどんならではの太く柔らかい麺が特徴。
一方、関東のうどんは濃い醤油ベースのだしとコシの強い麺が主流ですが、「因幡うどん」の狙いは。

力の源ホールディングス 桑野洋さん
「関東の方々、違和感を感じるかもしれませんけれども、これが福岡の文化、うどん文化ですので、ぜひファンの方々をつくっていきたいという思いでおります」

福岡のうどんチェーンといえば、北九州発祥の「資さんうどん」が、去年から東京・千葉・埼玉に相次いで出店。
連日1、2時間待ちの大盛況で、多くのファンを獲得しています。この人気ぶりを「因幡うどん」はどのように見ているのでしょうか?

力の源ホールディングス 桑野洋さん
「連日多くのお客様が来ていらっしゃるという話は聞いておりますので、逆に言うと関東で因幡うどんもそういったファンの方々に来ていただけたらいいなと思っております」
「因幡うどん」は今後、東京など関東での出店を進める方針ということです。