調理師を志す高校生が18日、洋食の技術の習得に臨む前に、コック帽を授かって決意を新たにする戴帽式に臨みました。中村学園高校・調理科の2年生26人が、鶴永幸彦校長から名前入りのコック帽を受け取りました。

コック帽は、洋食の世界では料理人としての地位が高くなるほど、帽子も高くなるということです。生徒たちの帽子の高さはまだまだ控えめですが、志高く、りりしい顔つきで帽子をかぶりました。

生徒
「緊張感をもってやらないといけないなってのがあります。少しでも夢に近づけるように、これからもがんばっていきたいと思います」
別の生徒
「多くの人においしい料理を食べてもらいたいです。実技とかでもテストで合格できるようにがんばります」

式のあと生徒は、これから使う包丁を砥石の上に滑らせ丁寧に研いでいきました。中村学園高校の調理科では、1年でかつらむきなどの基礎的な技術や、魚をおろすといった和食を学びます。和包丁が押して切るのに対して、洋包丁は引いて切るそうです。生徒たちはこうした違いも学びながら、調理師免許の取得を目指します。