中米のベリーズで乗員乗客16人を乗せた小型機が離陸後に、刃物を持ったアメリカ人の男にハイジャックされました。男は機内で、乗客に射殺されたということです。

AP通信などによりますと、事件が起きたのは17日で、ベリーズの国内線の旅客機内で、男が刃物を持って「国外に向かう」よう要求し、操縦士を含む3人を相次いで刺したということです。

その後、ベリーズ国内の空港に着陸した機内で、刺された人のうちの1人が所持していた銃で男を射殺しました。

銃を発砲した乗客は背中を刺され、肺に穴が開いた状態で重体だということです。

当局などによると、ハイジャックした男は退役軍人であったほか、学校で教師をしていたということで、ハイジャックに至った動機を調べています。