6000本の桜を楽しめる石川県津幡町の倶利迦羅不動寺で、恒例の八重桜まつりを前に18日、厄除けの餅つきが行われました。

餅つき倶利伽羅峠で悪さをして旅人を困らせていた猿に赤餅を食べさせたところ、悪さをしなくなったという言い伝えから厄除け餅として知られる念仏赤餅。

津幡町の矢田富郎町長や小矢部市の桜井森夫市長らが餅をつき、出来上がったばかりの餅を倶利迦羅不動寺の五十嵐光峯住職が本尊に供え、八重桜まつりの成功を祈念しました。

餅をつく桜井小矢部市長(左)と矢田津幡町長

利迦羅不動寺の五十嵐光峯住職は、「八重桜は色が鮮やかでとてもきれいで皆さんの心も彩っていただき、歴史ある倶利伽羅峠や不動寺などいろいろな箇所を楽しんで欲しい」とあすから始まる八重桜まつりの見どころを話しました。

倶利迦羅不動寺 五十嵐光峯住職(左)

石川県内は17日に続いて季節外れの暑さとなっていて、金沢ではすでに気温が25度以上の夏日になっています。

日中の最高気温は金沢で27度、輪島で24度と、6月中旬から下旬並みとなるでしょう。

咲き始めの八重桜

倶利迦羅不動寺周辺に植えられた6000本の八重桜は、4月23日ごろに見頃を迎える予想で、開花が遅れた分、長く楽しめるということです。

八重桜まつりは4月19日から29日まで倶利迦羅不動寺で開かれます。