海邦総研のアンケートで、県内の約5割の企業が今年夏に開業する「ジャングリア沖縄」に期待感を持っていることが分かりました。一方、交通渋滞への懸念の大きさも浮き彫りになっています。

海邦総研は先月、県内の企業約2000社を対象に、沖縄の観光とジャングリア沖縄の開業に関するアンケート調査を実施し、367社から回答を得ました。このうち、今年7月に予定される「ジャングリア沖縄」の開業について「非常に期待している」または「やや期待している」と答えた企業が全体の48・2パーセントで、約半数が期待感を持っていることが分かりました。

具体的には、「観光客の増加」や「観光消費額の増加」に期待する回答が多くありました。

一方、ジャングリア沖縄の開業により生じる懸念について、約9割が「交通渋滞の悪化」と答え、観光客の増加などによる周辺道路への影響を懸念する声が多いことも分かりました。

交通渋滞への対策をめぐって県は、ジャングリア沖縄の入り口前の交差点に新たな右折帯を設置する工事を進めていますが、工事の完了が今年7月の開業予定日に間に合わない可能性があることも分かっています。