去年、中国で日本人学校の送迎バスが襲われ日本人の親子らが死傷した事件で、死刑判決を受けた中国人の男に対し、死刑が執行されたことがわかりました。

この事件は去年6月、江蘇省蘇州市で日本人学校の送迎バスを待っていた日本人の親子が50代の男に切りつけられ、制止しようとしたバスの案内係の中国人女性が死亡、親子がけがをしたものです。男は1月に故意殺人の罪で死刑判決を言い渡されました。

日中外交筋によりますと、きのう、北京の日本大使館に男の死刑を執行したと連絡があったということです。

判決では、動機について「借金苦から生きるのが嫌になった」とされていますが、日本人を狙った犯行だったのかについては解明されないままとなっています。