2536棟の農業用ハウスが被害
今回の大雪による農業被害で、多かったのは、農業用ハウスの被害です。福島県の農林企画課によりますと、4月11日現在で、県内では2536棟の農業用ハウスが倒壊など大雪による被害を受けたことが分かりました。南会津を中心に積雪がまだ残っている影響で、全容が分かっていない所もあり、被害額はまだ調査中です。

こうした中、県は3月にこの被害の対応策を打ち出しました。
内堀知事「営農意欲を維持し、今後の作付けを安心してすることができるよう福島県としてしっかりと支援してまいります」
県は3月、大雪被害に対応するため総額11億4400万円の補正予算を取りまとめました。県独自の支援として、被災した農家や法人に対し、倒壊したハウスなどの施設の復旧や、農産物の再生産に必要な苗の購入などにかかる費用の一部を補助します。
内容によって補助の割合が変わり、大雪によって損害を受けた施設の復旧や、農産物の再生産に必要な苗などの購入にかかる費用は、市町村とともに3分の2を補助します。
さらに、倒壊した農業用ハウスなど施設の撤去にかかる費用は、2分の1を補助するということです。
