先月(3月)、岡山市南区で発生した山林火災を受けての取り組みです。岡山県は、例年3月に実施している「山火事予防運動月間」を5月6日まで延長し、注意喚起を続けています。

山火事を防ぐポイントを記した岡山県の啓発チラシです。県は、山火事予防運動月間を3月いっぱいから5月6日まで延長していて、チラシについても増刷しています。

先月23日、岡山市南区で発生した山林火災は今月(4月)11日に鎮火しましたが、約565ヘクタールを焼き、記録が残る1965年以降で最大の被害となりました。出火原因は調査中ですが、伐採した木を焼却した際の失火の可能性が指摘されています。

県は空気が乾燥している状態が続いていて、大型連休にかけて山に入る人が増えることから山火事予防運動月間の延長を決めました。
(岡山県農林水産部 治山課保全班 難波武博統括参事)
「山火事の原因の多くはたき火枯れ草焼き。人の不注意によるものです。火の取扱いには十分気をつけて安易に火を使わないようにしていただきたい」
県は市町村や各消防と連携し、啓発活動やパトロールを行い、引き続き山火事防止を呼びかけていく方針です。