タケノコシーズンの幕開けです。金沢市では15日、タケノコの豊作を祈願する感謝祭が開かれました。

たけのこ感謝祭は、今からおよそ260年前、タケノコのもとになる竹を石川県内に初めて持ち込んだとされる加賀藩の足軽・岡本右太夫をしのび開かれました。

金沢市寺町の妙福寺での感謝祭には、生産者や関係者およそ20人が出席し、墓前に手を合わせるなどしてたけのこの豊作を願いました。

2025年は収穫量の少ない裏年ですが、JA全農いしかわは、県全体で2023年を上回る160トンの出荷を見込んでいます。

タケノコ生産者・山下冷治さん「おかずの一品として歯ごたえと風味を楽しんでほしい。皆さんの食卓にいち早く春の味覚をお届けできれば」

県産のたけのこは、25日ごろに出荷のピークを迎える予定です。