春の全国交通安全運動最終日の15日、石川県内の通学路では警察官らが一斉に街頭に立ち、登校する子どもたちに交通安全を呼びかけました。

金沢市の朝霧台小学校近くの通学路では、警察官や地域のボランティアが交差点に立ち、子どもたちに左右を確認して横断歩道を渡るよう呼びかけました。この交差点では2021年4月、当時小学3年だった男の子が乗用車にはねられ、死亡する事故が起きています。

金沢中警察署の山東久将交通官は「運転される方々には歩行者優先意識を常に持ってもらい、思いやり・ゆずり合いの意識を徹底して運転してほしい。高齢者を含めた歩行者の方々を守る取り組みをしていきたい」と話していました。
金沢市内では9日に上荒屋7丁目で道路を横断しようとした小学生が車にはねられ、現在も意識は戻っていません。また今年に入ってから14日までに石川県内では6件の死亡事故が発生しています。
警察は、今後もルールを逸脱する歩行者やドライバーへの指導などを通して、交通安全への意識を啓発していきます。