ロシア軍に加わり、ウクライナとの戦闘に参加していた中国人兵士による会見が開かれ、ロシア軍に参加した理由について「新型コロナによって職を失い、仕事を探していた」などと話しました。

記者
「ウクライナの首都キーウで中国人捕虜による会見が行われます。会場には各国から集まったメディアが詰めかけています」

今月、ウクライナ東部でウクライナ軍に拘束され、捕虜となった中国人兵士2人による会見が開かれました。このうちの1人は、ロシア軍に加わった経緯について次のように語りました。

中国人兵士
「私は中国では、ごく普通のサラリーマンでした。しかし、コロナの影響で失業し、仕事を探したらこのような結果になりました」

SNSで軍への勧誘動画を見つけ、ロシア側と連絡を取り始めたとし、入隊時は兵士らのリハビリに関わる仕事を希望していて、前線に行くことは予想していなかったと話しました。

2人は戦闘への参加について「中国政府は関与していない」とし、自らの意思でロシア軍と契約したことを強調しました。