宮崎市錦本町に今月オープンした宮崎大学の「ひなたキャンパス」で講義が始まりました。
学生たちも新しいキャンパスでの学びに期待を寄せています。

14日から講義が始まったのは、宮崎市錦本町にある宮崎大学の「ひなたキャンパス」です。

完成した県の新しいプール「パーソルアクアパーク宮崎」と一体的に整備される「ひなたメドレータウン」には、「ひなたキャンパス」のほかにMRTの新社屋を含む民間施設の建設が進められています。

今年度の前期では、宮崎大学のすべての学部を対象に週およそ20科目が開講される予定で、延べ1000人余りの学生が利用する見込みとなっています。

(三浦功将記者)
「建物の中に入館する際には、こういったQRコードや入館証をかざして…、中に入ることができます」

大学には、関係者や建物の利用者のみが施設内に立ち入れるようセキュリティ面も強化されています。

講義初日の14日は、地域資源創生学部の学生らが新しいキャンパスで講義を受けました。

(学生)
「大学と言うより会社みたいな感じがした」
「新しい勉強環境があるのが、これからの大学生活でとても重要になってくるから、すごくいいキャンパスなんじゃないかなと思う」

一方で、学生からはこんな意見も…

(学生)
「駐車場を探すのが大変で、それがちょっと困ります」

大学側も交通手段については、学生らの声を聞いて対策を検討したいとしています。

(宮崎大学地域資源創成学部 根岸裕孝学部長)
「授業だけではなくて、街なかに出て、さまざまなプロジェクトにかかわってほしいと思う。学生ならではのアイディアとか、行動力とか、実践力、こういったものを身に付けて、街なかの活性化につながっていければいいなと思っている」

宮崎大学では、9月まで「ひなたキャンパス」で市民向けの公開講座を実施するほか、社会人の学びなおしの場として活用する計画を進めているということです。