「金栗記念選抜陸上中長距離大会2025」が、12日、熊本市のえがお健康スタジアムで開催されました。
男子5000mには九州学院高校出身、青山学院大学で活躍し、GMOインターネットグループに加入して初めてのレースとなった鶴川正也(つるかわ まさや)(22)が登場しました。
自己ベストを約1秒更新する13分17秒64で全体6位、日本人3位でした。

レース後の第一声で「日本人トップでゴールするのがこの試合に出場した意味であり、絶対達成しなければならない目標だったので、生活から練習まですべてを改めようと思う」と悔しさをにじませました。
ラスト1周のデッドヒート
レースは残り700mで、先頭集団は鶴川と佐藤圭汰(さとう けいた)(駒澤大4年)、森凪也(もり なぎや)(Honda)の3人に。
勝負はラスト1周、400mでも3人によるデッドヒート。
しかし、「動きの切り替えができなかった」と振り返るように、鶴川は残り200mで離され、逆転は叶いませんでした。
鶴川正也選手(22)「レース展開はすごく良かったと思うので、本当に力で負けたという感じです。平均して13分20秒前後で走れる力はついてきたので、ベストな状態の時に13分10秒切り日本記録(13分8秒40)を目指していかなければならない」