北海道教育委員会は14日、道内の高校や小中学校で卒業アルバムのデータが外部に漏えいした可能性があると発表しました。11日には札幌市立の小中学校で同様の被害があり、ともに宮城県の会社に印刷を委託していました。

漏洩の可能性があるのは、道内の高校・特別支援学校・小学校・中学校・義務教育学校合わせて119校の、2023年度の卒業アルバムに掲載された、児童生徒の氏名や写真など9729人分です。

業務の委託を受けた宮城県の印刷会社のサーバーが去年7月にサイバー攻撃を受け、情報が漏洩した可能性があるとみられています。

これまでのところ、二次被害は確認されていません。

11日には、札幌市教育委員会から市立の小中学校あわせて100校で、2023年度の卒業アルバムに掲載された児童・生徒の9486人分の情報が漏洩した可能性があると発表されていて、同じ宮城県の印刷会社に業務を委託していました。