福岡市西区の能古島で特産の「甘夏」の出荷が始まりました。

RKB 馬場遼之介 記者
「ずらりと並んだ甘夏。大きいものは私の手の平を超えています」

福岡市西区の能古島の選果場では14日、農家から運び込まれた甘夏を品質やサイズ別に分けて箱詰めする作業が行われました。

能古島の甘夏は倉庫で熟成させる一般的な方法と異なり、木になったまま熟成させ出荷前日に収穫する「樹成り」という方法を取り入れています。

平均糖度は11度で、フレッシュな甘さとみずみずしさが特徴です。

JA福岡市 能古柑橘部会 牧山一馬 会長
「その都度、収穫して出荷するのでとてもフレッシュ。強風の影響で風傷等は多いんですけれども、大きくてみずみずしい甘夏ができあがっています」

夏の猛暑や冬の強風の影響で今年の収穫量は去年より20トンほど少ないおよそ140トンを見込んでいます。

能古島の甘夏の出荷は6月末まで続きます。