2025年9月に東京で行われる世界陸上の代表選考を兼ねた第109回日本選手権男子10000mが4月12日、熊本県のえがお健康スタジアムで行われ、静岡県熱海市出身の鈴木芽吹選手(トヨタ自動車)が27分28秒82で初優勝しました。
世界陸上の参加標準記録(27分00秒00)を突破し、3位以内に入れば、代表に内定する今大会には、パリオリンピック™男子10000m代表の太田智樹選手(浜松市出身、トヨタ自動車)や日本記録保持者の塩尻和也選手(富士通)、前回大会覇者の葛西潤選手(旭化成)など、国内のトップランナーが顔を揃えました。
トラックに激しい雨が打ち付ける中でのレースは、鈴木選手が4000mを通過したころから、徐々に順位を上げて先頭集団に加わります。さらに、残り8周の時点でレースの行方は鈴木選手、葛西選手、吉居大和選手(トヨタ自動車)の3人に絞られます。すると、残り1000mで鈴木選手がロングスパートをかけて、葛西選手らを突き放し、そのままフィニッシュ。自身初めてとなる日本選手権優勝を果たしました。
鈴木選手は「今回はチャンスだと思っていた。きょう勝てなかったらもう一生勝てないだろうというぐらいの気持ちで走った。どこでいくか迷いはあったが余裕もあったので一気に行こうと思って、ラスト1000mでスパートした」とレースを振り返り、地元開催の世界陸上に対しては「まだ、日の丸を付けて走ったことがないので、初めて日の丸をつける舞台は東京にしたい」と初めての代表入りに意欲を見せました。
鈴木選手は静岡県熱海市出身、熱海市立泉中学校から長野・佐久長聖高校に進学し、1年生の時に全国高校駅駅伝で区間賞を獲得し、チームも優勝。駒澤大学3年の時には箱根駅伝優勝に貢献しました。
【陸上日本選手権男子10000m】(静岡県関係選手含む)
①鈴木芽吹(トヨタ自動車、熱海泉中出)27分28秒82
②葛西潤(旭化成)27分33秒52
③吉居大和(トヨタ自動車)27分36秒33
⑧太田智樹(トヨタ自動車、浜松日体高出)27分57秒96
⑬加井虎造(スズキAC)28分46分84
⑭小澤大輝(富士通、韮山高出)28分51秒97
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