■プロ野球・日本シリーズ第1戦 ヤクルト5-3オリックス(22日・神宮)

2年連続日本一を狙うヤクルトは、大事な初戦を5-3で制した。初回の2点先制から同点とされるが、塩見泰隆(29)とオスナ(29)がオリックス先発・山本由伸から2本のホームランを放って突き放し、終盤1点差に迫られるも主砲・村上宗隆(22)の特大アーチで逃げ切った。

CSでMVPを獲得したオスナは、初回の先制タイムリーと4回のソロで3打点と好調ぶりを発揮。塩見はポストシーズン初アーチ、4打数3安打の猛打賞をマークした。

先発の小川泰弘(32)は5回98球を投げ、6安打2失点。日本シリーズ3度目の先発で、初白星を挙げた。リリーフ陣は6回以降、木澤尚文(24)、田口麗斗(27)がランナーを出すも無失点に抑えたが、8回は清水昇(26)が代打・T-岡田にタイムリーを浴び1点差に迫られた。9回はマクガフ(32)がランナー2人のピンチを招くもリードを守り切った。

試合は初回、オリックス山本に対し、先頭・塩見の安打、村上の四球で2死一・二塁のチャンスを作ると、オスナが三塁線を破るタイムリーを放ち、相手守備の悪送球で村上も生還し2点先制。

小川は初回を3者凡退に抑えるが、リードをもらった2回は吉田正に四球を与えると、西野、若月に連打を浴び1死満塁のピンチを招いた。ここで紅林に逆方向のライト前へ運ばれて1点を返され、続く山本は空振り三振に打ち取るが、福田に押し出しの四球を与え2-2と試合は振り出しに。

打線は3回、塩見の左中間へのソロ本塁打で3-2と勝ち越しに成功すると、4回は好調オスナがレフトスタンドに突き刺さるポストシーズン3本目のソロで4点目。ともに日本シリーズ初アーチとなった。山本は1試合2被弾は今季初で、5回途中、代打・キブレハンに3球を投げたところで左わき腹の痛みを訴え、マウンドを降りた。

小川は日本シリーズ初白星に向け、5回は2死から中川に3ベースヒットを浴びると、吉田正に四球を与え一・三塁のピンチに。ここで杉本に対してインコースへのボールが当たり2死満塁となるが、西野をショートフライに打ち取り、勝利投手の権利を手にした。

三冠王・村上宗隆(22)はこの日3打数1安打で、第1打席はストレートの四球、第2打席はファーストゴロ、第3打席は大きな当たりもレフトフライ。1点リードで迎えた8回の第4打席は、平野佳に対しフルカウントから右中間へ確信歩きのソロホームランを放ち、5-3とリードを広げた。日本シリーズは通算3本目。山田哲人(30)は4打席連続三振。

2点リードの9回は、マクガフが1死一・二塁のピンチを招いたが、杉本を空振りの三振、最後は頓宮を見逃しの三振で切り抜けた。昨年の初戦はサヨナラ負けを喫したが、この日は接戦を制し、球団初の2年連続日本一に向け好スタートを切った。