過去に愛知県では生徒が死亡 当時の指導者は…
また2014年8月には愛知県扶桑町の誠信高校でも野球部の練習試合中に落雷があり、ピッチャーマウンドで倒れていた男子生徒が死亡しました。
(誠信高校 澤田英二 教頭)「ここのマウンドで事故に遭いました」
澤田英二教頭は当時、野球部の監督でした。

その日の天気は曇り。試合が始まってから雨が降り、一時中断しましたが、5分から10分ほどで晴れ間も見えたため試合を再開していました。
グランドの周りには避雷針が12本ありましたが、事故を防ぐことは出来ず、学校は更なる対策を講じています。
(誠信高校 澤田英二 教頭)「気温、湿度、電磁波などいろいろなデータを集めて、雷が発生する可能性が高くなるとランプが点滅して危険を知らせてくれる」

雷の発生確率が高まれば、赤色灯が灯り、職員室にはサイレンが鳴る仕組みです。屋外の部活はすぐ中止に。下校しようとする生徒には待機を呼びかけます。
「二度と落雷の事故を起こさない」と誓ったこの学校。対策を重ねても安心はできないと話します。

(誠信高校 澤田英二 教頭)「特に最近は予測できない気象状況、天災がある。もっと高い知識や危機感を持って日常生活を送らなれば、こういう悲しい事故がなかなかゼロにならないのでははいか」