福岡県内、昨年度21校が廃校に

福岡県内の小学校の児童数も年々減少が続いています
最も多かった1958年度の62万人3870人から35万人あまり減少し昨年度は27万1649人と過去最少となりました。
その結果、昨年度廃止となった小学校は合わせて21校に上りました。
専門家「多様化が失われる危険性」指摘
少子化や学校の廃止に歯止めがかからない現状に、専門家は警鐘を鳴らしています。
北九州市立大学 地域創生学群 眞鍋和博 教授(教育社会学)
「学校は元々、多様な人とどう接するか、いろんな意見がある人いろんな考え方がある人に接して、いろんな考え方を学んでいくのが学校の機能の一つ。人数が少なくなると固定化されてしまうし、人数自体が少なくなってくるので多様化が失われる危険性がある」
また、少子化によって一人の子供を見る人数が多くなると「過保護」になってしまうおそれもあると指摘します。

北九州市立大学 地域創生学群 眞鍋和博 教授(教育社会学)
「少子化になればなるほど過保護、教育がやりすぎてしまう。教育の時間がとれるからすべて子どもたちにつぎ込みすぎて子どもたちの自主性や主体性がなくなるようであれば、本末転倒なので、子どもたちの数が減っていく中でどういう教育を展開していくかというところが改めて客観的に考え直さないといけない」
子どもの数が減り続ける中、少子化を前提とした教育のあり方が問われています。













