ロシアとの停戦後のウクライナに対する安全を保証するため、イギリスやフランスなどおよそ30か国の国防相らが集まり、協議しました。

会合は10日、NATO=北大西洋条約機構の本部で開かれ、イギリスのヒーリー国防相は冒頭、停戦後の平和維持部隊について、「ウクライナの恒久的な和平を確実にするための安全保障体制となる」と強調しました。

ただ、有志国の中にはウクライナへの部隊派遣に反対意見もあり、ロイター通信によりますと、近隣諸国のNATO軍を強化することも議論されているということです。

11日には、ウクライナへの弾薬供給など防衛支援のための会合が開かれますが、ヨーロッパ各国では人材不足や工場の老朽化などの問題が浮き彫りになっています。