中国外務省の毛寧報道官は10日、中国建国の父、毛沢東がアメリカに「完全勝利するまで戦う」と演説した動画を自身のSNSに投稿しました。関税をめぐりアメリカと応酬を繰り広げる中、徹底抗戦する姿勢を示した形です。

投稿された動画は、1953年2月に国政の助言機関、人民政治協商会議で毛沢東が行った演説です。

当時、中国は朝鮮戦争に参戦し、アメリカと戦っていました。演説で毛沢東は「戦いがどんなに続いても我々は決して屈しない。(アメリカに)完全に勝利するまで戦う」と訴えています。

毛寧報道官は10日、この動画に「我々は中国人だ。挑発を恐れない。引き下がらない」とのコメントをつけて、自身の「X」に投稿しました。アメリカと関税をめぐって応酬を繰り広げる中、徹底抗戦する姿勢を示した形です。

なお、朝鮮戦争は勝敗がつかないまま、休戦協定が結ばれています。