広島県警に今月1日、新たに発足した「捜査支援分析課」。近年、刑事裁判で客観的証拠の重要性が高まっていることを受け、事件の初期捜査能力などを高める目的で設けられました。

捜査支援分析課の主な業務の1つに「防犯カメラリレー捜査」があります。

捜査支援分析課管理官 兼機動捜査隊長 吉川親幸 警視
「防犯カメラの捜査では、どうしても対象が動くことでカメラの画角から外れてしまいます。それを別のカメラで次々と追いかけて被疑者を絞り込む捜査です」

去年12月に発生した福岡県北九州市のファストフード店で中学生の男女2人が刺されて死傷した事件では「防犯カメラリレー捜査」が容疑者の逮捕に繋がりました。

事件捜査においても大きな役割を担う防犯カメラ。既に繁華街では至る所に設置されています。