岡山県倉敷市に大学生が運営するダイニングバーがオープンしました。経営について学ぶ機会になればと市内の会社が運営を任せたもので、卵と鶏肉を使った料理を提供します。
「頑張るぞ!おー。頑張りましょう」

食材の仕入れから調理、接客まですべての業務を行います。店を運営するのは、くらしき作陽大学の学生たちです。今月3日、JR新倉敷駅前にオープンしたダイニングバー「タマゴとチキンと…」です。
倉敷市で鶏卵の生産と販売を行う「のだ初」が自社の卵などをPRするとともに経営について学ぶ機会になればと、新たにテナントを借り学生に運営を任せたもので、飲食店の経営に関心がある13人が参加しています。
(のだ初 開発企画部 野田知里部長)
「経験あるのみだと思いますので、最初はできなくてもどんどんできるようになっていく、自分たちはできるんだという自信を持っていただきたいです」
店舗のデザインやメニューも学生たち自身が考案しました。料理は約30種類…。「のだ初」の農場から直送された新鮮な卵を使ったオムライスやチキン南蛮が看板メニューだといいます。
(くらしき作陽大学4年 藤田華帆さん)
「経営の面とかを、この店を通して学んでいって、今後の自分の仕事に活かしていきたい」

オープン初日のこの日は、料理の提供が想定より遅れる場面もありましたが、学生たちは反省を活かし多くの人に愛される店に成長させていきたいと意気込んでいます。
(くらしき作陽大学4年 薦田沙渚さん)
「慣れないところがたくさん出て、お客様にご迷惑をお掛けすることがあったのはこれからの反省点なんですけど、反省点をふまえて今後もいいお店を作れるようにがんばりたいと思います」

大学生が運営するダイニングバー、「タマゴとチキンと…」は火曜日と日曜日、それに学生のテスト期間などを除く午後6時から11時まで営業しています。
(スタジオ)
ー「のだ初」によりますと、店は希望する学生がいる限り営業を続ける予定だということです。