先月23日に発生した今治市の山林火災では、森林にも多くの被害をもたらしました。8日、国有林を管理する林野庁の職員らが、上空から被害状況の確認を行いました。
今治市で先月23日に発生した山林火災は、先月31日に鎮圧が宣言されましたが、焼損面積は隣の西条市を含め442ヘクタールと平成以降、県内で最悪の規模となりました。
上空から行われた8日の調査は、林野庁の職員や今治市の職員ら13人が共同で行い、消失した森林の被害状況などを確認しました。
それによりますと、「道の駅今治湯ノ浦温泉」がある南側の斜面での延焼が特に激しく、地表の火が木の枝全体に燃え移る“樹冠火”が起きたとみられるということです。
(四国森林管理局・計画保全部治山課黒岩厚二課長)
「斜面の勾配が急こう配ですから、“樹冠火”といって、地表火が樹木の枝葉に移りやすく、風の影響を受けやすいので、一気に燃え広がったのではないかと推察している」
林野庁は、今後、地上での現地調査も行った上で、県や市とも協力して森林を復旧するための計画を立てる方針です。
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