太平洋の島国、パラオ共和国の政府関係者らが、宮崎市で小型の電動バス、「ぐるっぴー」などを視察しました。
パラオでの交通システム整備に役立てることにしています。

パラオ共和国の政府関係者や公共交通の担当者ら5人は、JICA国際協力機構の案内のもと、今月1日から、九州各地でそれぞれの地域の交通機関を視察しています。

7日から県内を訪れている一行は、8日、JR宮崎駅の前で小型の電動バス、「ぐるっぴー」の特徴を学んだあと、体験乗車しました。

(パラオの視察者)
「『ぐるっぴー』は乗り心地がとても良かった。このような形の車両の運行をパラオでも実施されたらいいなと思っている。特に外国からパラオを訪れた人たちにとってはとても助けになると思う」

5人は、このあと宮交シティを訪れ、高速バスを見学したほか、バスセンターが担う役割について学びました。

一行は、こうした視察を参考にしながら、パラオで環境に配慮した交通システムの整備を進めたいとしています。