千曲市が外国から転入した女性に対して、県外に住む別人のマイナンバーを付与していたことが分かりました。

市によりますと、去年6月、外国から転入した女性が住民登録を行いました。

その際、担当者が、県外に住む国籍、名前、生年月日が同じ別人のマイナンバーを付与したということです。

女性は日本を訪れるのが初めてで、窓口の担当者も書類に「初入国」のチェックをしましたが、データの入力担当者が居住履歴を調べた際に、名前などすべての情報が一致する人物がいたため、その番号を割り振りました。

先月14日に、年金事務所から女性に、「厚生年金に二重に加入している」と通知が届き、調べたところ、別人のナンバーだと分かりました。

市は情報漏えいや悪用はないとし、今後、複数人での確認など再発防止に努めるとしています。