9月に東京で開催される『世界陸上』への出場を狙う新潟県勢選手に、自国開催の大会を目指す思いを聞きました。

新潟市中央区で5日に開催された北陸実業団選手権で注目されたのが、陸上女子円盤投げの日本記録保持者・サトウ食品新潟アルビレックスランニングクラブの郡菜々佳選手(27歳)です。

郡菜々佳選手(サトウ食品新潟アルビRC)

円盤投げと砲丸投げで貫録の二冠を達成した今大会でしたが、円盤投げは6回の投てきのうち1回目以外は全て“ファール”でした。

その理由を聞いてみると…。

「記録としては低調な54mとか53mのあたりに落ちていたので、わざわざ計っていただく必要はないかなと思って、きょうは“自分で”ファールにしました」

納得のいかない投てきだった場合は、サークルから足を出して自らファールにしたとのこと。

「前回の世界陸上は、突発的な記録で出場できちゃったみたいな感じだったので、今回は自力で出場したいと思います」

自分に厳しい郡は、2度目の世界陸上に「成長した自分で勝負したい」と力を込めていました。