大地震で大きな被害を受けたミャンマー。今度は暴風雨に見舞われ、崩れかかっていた建物が倒壊するなど、さらなる被害拡大が懸念されています。

先月28日に起きた地震で8割の建物が損壊したとされる、ミャンマー中部のマンダレー。40℃を超える炎天下のなか、多くの被災者が屋外で避難生活を送っていましたが、5日夜から大雨と強風に見舞われ、被災者たちが暮らす仮設のテントが吹き飛ばされるなどの被害が出ました。

こちらは、JNNが今月4日に取材したマンダレー市内のホテル。崩れたがれきに取り残された人たちの捜索活動が続いていました。

両親が行方不明の女性
「両親の生存は諦めています。遺体だけでも運び出せたら…。どんな結果でも構わないので、今ここで待っています」

しかし、6日午後には、倒れかかっていた建物がもろくも崩れてしまいました。現地メディアは、激しい雨の影響も考えられるとしています。

ミャンマー軍事政権によりますと、地震による犠牲者は3564人に上っていて、救援活動が難航していることで、被害のさらなる拡大も懸念されます。