6日午後、長崎県壱岐沖で起きたヘリコプターの事故で、国の運輸安全委員会の調査官2人が7日、福岡市の福岡和白病院に到着しました。
生存者3人と運航管理者に当時の状況について聞き取ります。
調査官が福岡和白病院に到着
国の運輸安全委員会の調査官2人は7日午後3時50分ごろ、事故がおきたヘリを運用していた福岡市の福岡和白病院に到着しました。
救助された3人とヘリコプターの運航管理者に聞き取りを行い、事故が起きた原因などについて調査をすすめます。
運輸安全委員会 奥山克也 航空事故調査官
「どういう状況が発生したのか分かる情報を集める。
6人は機内でどういう状況で乗っていたのか、どうやって脱出したのか、可能な限り聞き取る」
あす8日は、エス・ジー・シー佐賀航空に入る予定だということです。
この事故は、国の6日午後1時半、医師や患者ら6人が乗ったヘリコプターが、長崎県の対馬空港から福岡市の福岡和白病院に向けて飛び立ったあと、消息不明となったものです。
通報を受けて海上保安庁の巡視船などが捜索したところ、午後5時すぎ、壱岐沖で転覆した機体を発見。
6人全員を救助しましたが、患者のモトイシミツコさんと付き添いで乗っていたモトイシカズヨシさん、医師のアラカワケイさんが機内で心肺停止の状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。
残る3人は命に別状はありませんでした。