ミャンマーでマグニチュード7.7の地震が発生してから4日で1週間です。
宮崎市で行われた専門学校の入学式で、ミャンマーからの留学生に現地の状況、そして、ふるさとへの思いを聞きました。

4日、宮崎市で行われた宮崎総合学院が運営する専門学校の合同入学式。今年度は7つの専門学校に入学するのは858人で、このうち、161人は留学生です。

留学生の出身国で2番目に多いのがミャンマーで24人。4日は、このうち17人が式に臨みました。

ミャンマーでは、先月28日、マグニチュード7.7の地震が発生。多くの建物が倒壊し、犠牲者は3000人以上に上っています。

留学生の中には、特に被害の大きかった中部のマンダレーに家族が住んでいるという生徒もいました。

(エインナダィソウさん)
「私の家もほかの人の家も、大勢の家が倒れました。一番、家族のことを心配していて、ミャンマーのことを心配しています」

家族は全員無事でしたが、地震で家が倒壊してしまったというエインナダィソウさん。

被災地では食べ物や薬などが不足しているとして、支援が必要だと訴えました。

(エインナダィソウさん)
「宮崎の人には話したいことある。地震のせいで、とても悪いので、サポートしてほしいです」

ほかにも、友人が犠牲になったという留学生も。

(アウンニェイチャンさん)
「友達は地震で倒れたビルで死んでしまった。私は心が悲しんだ。地震で大勢の人が死んでいる。私の仏教の建物とか、私の友達の家とか全部倒れてしまった」

それでも留学生たちは家族のために勉強を頑張りたいと意気込みを語りました。

(ククマーさん)
「私の姉の家は倒れました。私は日本の学校で勉強して、仕事でよく働いて、家族を支えたい」
(エインナダィソウさん)
「私は日本で宮崎にいて働きながら、ミャンマーの人、家族のためにも仕送りをしたいです」

甚大な被害をもたらしたミャンマーの地震。
故郷への思いを抱えながら、留学生たちの新生活が始まります。