昨年度、南西諸島周辺で航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させた中国軍の無人機が推定も含め3年前の7倍以上にあたる30機にのぼることが分かりました。防衛省は、南西諸島周辺で確認された中国軍の無人機は2021年度が推定も含め4機だったのに対し、昨年度は30機だったと公表しました。

3年間で7倍以上増加しています。

今年1月から3月までに12機の飛行が確認されていますが与那国島と台湾の間での飛行が多く約8割を占めています。中谷防衛大臣は4日の会見で、こうした無人機の飛行は中国の活発化する軍事活動の一環とする考えを示したうえで、次のように述べました。

中谷防衛大臣「我が国と国際社会の深刻な懸念事項でありまして、我が国の総合的な国力と同盟国・同志国との連携によりまして、対応すべきものであると考えております」

また中谷防衛大臣は、防衛省として日本の領空などにおける「警戒監視に万全を期す」と強調しました。