アメリカの高関税政策の影響です。JFEスチールは、来月(5月)中旬を目途に、西日本製鉄所倉敷地区の高炉1基を一時休止すると発表しました。

JFEスチールによりますと、来月中旬を目途に一時休止する高炉は、西日本製鉄所倉敷地区にある3基のうちの第3高炉です。JFEは現在、国内に高炉7基を持っていて、今回の措置で6基体制となります。
これにより生産能力は、年間で約400万トン減少し、約2千200万トンになるということです。
国の内外での鉄鋼の需要が減少していることに加えて、アメリカの高関税政策が重くのしかかり、当面、厳しい状況が続くことが要因としています。
倉敷地区での高炉の一時休止は、新型コロナウイルスの影響を受けた2020年以来、5年ぶりで再開の目途は立っていないということです。