プロ野球のドラフト会議が20日、都内のホテルで行われた。高校通算68本塁打で注目の高松商・浅野翔吾(17)は、1位指名を公言していた巨人と手の内を明かしていなかった阪神が競合し、巨人の原辰徳監督がくじを引き当て、交渉権を獲得した。

今年はドラフト会議前に阪神、DeNA、ロッテ以外の9球団が1位指名を公言するなど異例のかたちで進んだ。競合は浅野(巨人と阪神)、荘司康誠(楽天とロッテ)の2人でその他の球団は“一本釣り”だった。

高松商の浅野は、高卒ドラフト1位での指名は1909年の創部以来、同校史上初の快挙。大阪桐蔭の松尾汐恩(18)はDeNAが単独で交渉権を獲得した。2年連続日本一を狙うヤクルトは、東芝の吉村貢司郎投手を1位指名した。

【12球団の1位指名】
■オリックス
 曽谷龍平(投手・白鴎大)
・大学3年時、秋のリーグで4勝、防御率0.24、最優秀選手・最多勝などを獲得
■ソフトバンク
 イヒネ・イツア(内野手・誉)
・両親が共にナイジェリア出身、高校通算18本塁打
■西武
 蛭間拓哉(外野手・早稲田大)
・3拍子そろった大学ナンバーワン外野手、大学通算43試合、打率.275、本塁打10、打点30
■楽天
 荘司康誠(投手・立教大)
・大学侍ジャパンに選出、ストレートの最速は157キロ
■ロッテ
 菊池吏玖(投手・専修大)
・ストレートの最速は152キロ、大学通算は9勝4敗、防御率は0.93
■日本ハム
矢澤宏太(投手・日体大)
・投打二刀流で注目、ストレートの最速は152キロ、50メートル5秒8の俊足も魅力
■ヤクルト
 吉村貢司郎(投手・東芝)
・即戦力と期待される投手、ストレートの最速は153キロ、多彩な変化球も武器
■DeNA
 松尾汐恩(捕手・大阪桐蔭)
・甲子園では史上7人目の3季連続ホームラン、高校通算38本塁打
■阪神
 森下翔太(外野手・中央大)
・19年春、22年春のリーグでベストナインを獲得
■巨人
 浅野翔吾(外野手・高松商)
・高校通算68本塁打、甲子園春夏通じて初となる1大会3本塁打
■広島
 斎藤優汰(投手・苫小牧中央)
・身長189センチと長身から投げ下ろされるスライダー、フォークが武器
■中日
 仲地礼亜 (投手・沖縄大)
・ストレートの最速は151キロ、6種類の変化球を巧みに使い打者を打ち取る

※写真は浅野翔吾選手