福岡県築上町の航空自衛隊・築城基地で、緊急の際に米軍機が着陸できるようにするための滑走路延長工事が去年9月に始まっていたことがわかりました。

沖縄県のアメリカ軍・普天間飛行場の返還に向けての工事です。

九州防衛局によりますと、築城基地の滑走路延長工事は、去年9月に着工しました。

滑走路は現在よりも300メートル延長して2700メートルになるということです。

滑走路の延長は、沖縄県のアメリカ軍・普天間飛行場の返還に向けて緊急の際、米軍の大型機を受け入れることができるようにすることが目的です。

普天間飛行場の返還に向けて日米両政府は2013年に築城基地と宮崎県の新田原基地の施設整備に合意していて築城基地の滑走路延長以外は整備が完了しています。

滑走路の延長工事は2031年3月に完了する予定です。