ミャンマーで起きた大地震を受け、国内で続いていた内戦は一時的に戦闘停止となりました。ただ、軍事政権が自らの支配地域以外に救援活動が及ばないようにしているとの指摘が出ています。
地震の発生から7日目を迎えたミャンマーの被災地。犠牲者は3085人に達し、341人がいまだ行方不明となっています。
軍事政権によりますと、住宅やビル、学校、病院など、3万以上の建物が損壊しているということです。
ホテルが倒壊した現場では、がれきの中に閉じ込められていたスタッフの男性がレスキュー隊によって助け出されました。地震発生から122時間後の救出でした。
記者
「いまも余震が続くなかで、多くの市民が屋外での避難生活を続けていますが、こちらではきのうから暑さを和らげるためのテントが設置されています」
被害が大きい中部マンダレーの中心部では、ミャンマー軍が避難生活を余儀なくされている被災者たちのためにテントの設置などを進めています。
「住んでいた建物は8階建てで、ひび割れがあって怖くてここに来ました。頭が痛くて、気が滅入っている。歳をとってからこんな事が起きるとは…。また揺れると聞いて心配しています。暑かったので作業員にお願いして、テントを立ててもらいました。おかげで快適に過ごせるようになりました」
「テントは昨日立ててくれました。それまでは屋根がなく、外で寝ていました。作業員からテントの中にいるように言われました。地元に帰ろうとしたけど、道路が遮断されていて帰れません」
ミャンマーでは4年前の軍事クーデター以降、軍と民主派武装勢力などが全土で激しい戦闘を続けていましたが、地震の被害を受け、きのうまでに双方が戦闘の一時停止を発表しました。
ミャンマー軍は、地震発生後も、被災地を含む複数の地域で空爆を続けていたと非難されていて、戦闘停止の背景にはこうした批判をかわす狙いもありそうです。
一方で、人権団体などは、軍が支配する都市部以外に支援物資が行き届かないよう活動を妨げていると指摘しています。
記者
「いま、私はマンダレーにいますが、この先は戦闘地域に近づくため、軍が検問を強化しているということで、救援車両なども渋滞しています」
戦闘地域の周辺などの孤立している地域にも国際支援の手が渡るよう、まずは戦闘停止を確実に維持することが重要となります。
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