アメリカのトランプ大統領が関税の大幅引き上げを示したことを受け、鳥取県の平井知事は3日の定例記者会見で、世界の経済は混乱すると懸念を示し、県としても融資枠を設けるなど対応していく考えを示しました。

鳥取県 平井伸治 知事
「今は大国主義に移行しつつあるのではないか」

トランプ大統領が日本時間のけさ示した関税引き上げは、すべての国からの輸入自動車に25%、相手国の関税率に応じた「相互関税」として日本に24%の関税を課すなどとしています。

平井知事は世界の経済が混乱すると懸念を示し、地域としても考えていかなければならないと述べました。

来週には県内の経済団体や金融機関などを交えてこの関税を巡る経済情勢の検討会を開くとともに、今月7日には「アメリカ関税特別対策枠」の融資枠30億円を用意し、県内事業者の資金繰りなどを支援していくことにしています。