島根県浜田市のTC浜田農場が、3月26日に松江地裁浜田支部より破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。負債額は4億2200万円にのぼるということです。
帝国データバンクによりますと、「TC浜田農場」は、2017年4月に設立されたトマト農場を経営する業者で、2.6ヘクタールの広大な土地に20棟のビニールハウスを建て、約5万5000本の大玉トマトの溶液栽培を行っていました。
浜田市の誘致企業として事業を展開し、2022年3月期には年売上高約8000万円を計上していたということです。
しかし、当初から収益性は低迷して赤字決算が続き、2023年ごろからは生産調整で出荷量を抑えるも、先行する設備投資に伴う多額の借入金が負担となって資金繰りは改善せず、先行きの見通しが立たなくなり、今年3月に事業を停止していました。
負債は、金融債務を中心に約4億2200万円にのぼるということです。