今年1月、60代の男性が西鉄バスにひかれ大けがをした事故で、50代の男性運転士が書類送検されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。

警察などによりますと、今年1月22日、西鉄の路線バスに乗車しようとした男性(64)がドアに手を挟まれたものの、バスはそのまま発進。

男性は手を挟まれた状態で10メートルほど引きずられましたが、体勢を崩して転倒したあとバスにひかれて両足の骨を折りました。
この事故について警察が4月1日、50代の男性運転士を過失運転傷害の疑いで、書類送検したことが捜査関係者への取材でわかりました。
西鉄によりますと、男性運転士は事故に気づかず走り去りましたが、周囲にいた人が警察などに通報。男性運転士が事故に気づいたのは、終点まで運行して管理者から連絡を受けた時でした。西鉄はこの事故を2か月近く公表しておらず、報道された翌日の定例会見で公表。

林田浩一社長が「私の判断の誤りで公表すべきだった」と陳謝しました。
西鉄によりますと、当時、男性運転手はミラーでの安全確認を怠っていたということで、安全確認の徹底を周知するなど再発防止に努めていくとしています。














