組紐などの組物の作品の展示会が高知市で行われています。編み物ブームに続いて「組物ブーム」が来るかもしれません!

(川見真宵アナウンサー)
「みなさん、組物にはどんなイメージがありますか?このような帯締めは有名ですが、最近ではアクセサリーを作ることもできるんです!」

1日から高知市文化プラザかるぽーとで始まった組紐・組物展。組紐サークルのメンバーらが作品を見てもらおうと3年に一度開いています。組物は木の台と玉と呼ばれる重りを使って少なくとも3本から多いものだと100本以上の紐で組み上げます。使う台の種類や組み方のかけ合わせ次第でまったく表情の異なる作品になるといいます。

最低3本の異なるひもをたて、よこ、ななめに交差させて作品を作る、組物。2、3日でできるものから数カ月以上かかるものまで様々で伸縮性に優れて実用的で、その起源は縄文時代にまでさかのぼります。

武士の時代には刀の下げ緒に…現在でも着物の帯締めなどに使われています。最近では絹糸だけでなく、ワイヤー、プラチナ、リボンなど異素材を使った組物が登場し、アクセサリーやスカーフ、マスコットなど作品の幅が広がっています。

(組紐サークル 岡本睦子 代表)
「同じ組み方ですけど配色を変えるとまたおもしろいものになるので、次から次へと組みたくなりますよね。映画『君の名は。』にも出てきたから結構その時から興味もっていただいたとは思いますけど。若い人も最近増えてますね。世界で一つだけの紐ができることは楽しいかもしれないですよね」

組紐・組物展は高知市文化プラザかるぽーとで4月6日まで開かれています。