国立病院機構「大牟田病院」で、障害がある複数の入院患者が職員から虐待を受けていた問題。国立病院機構九州グループは、2日、職員2人の処分を発表しました。
60代の看護師と50代の介護職員
懲戒処分となったのは、大牟田病院の60代の看護師の男性(3月31日付け)と、50代の介護職員の男性(4月1日付け)あわせて2人です。
60代の看護師の男性は、入院患者に身体的・心理的虐待をしたとして「停職15日間」、50代の介護職員の男性は、入院患者に性的・心理的虐待をしたとして「戒告」となっています。
3人の男性職員が書類送検されている
国立病院機構「大牟田病院」では、障害がある複数の入院患者が職員から虐待を受けていたことが明らかになり去年、4人の男性職員が、9人の入院患者(20代~70代)に虐待を繰り返していたと入院患者が住む自治体が認定。
また、このうち3人は準強制わいせつや暴行などの疑いで書類送検されています。
国立病院機構九州グループによりますと、今回、15日間の停職処分を受けた看護師の男性は、入院患者に対して平手で頭を1回叩く暴行を加えたとして書類送検され、3月、10万円の罰金刑を受けました。
国立病院機構九州グループは、残り2人の男性職員についても厳正に対応するとしています。













