本格的な春の訪れに合わせ、加賀市山中温泉の景勝地・鶴仙渓(かくせんけい)に、今年も川床(かわどこ)がオープンしました。

川床は、江戸時代の俳人・松尾芭蕉もかつて訪れたいう鶴仙渓に架かる「あやとりはし」近くに設けられ、川のせせらぎが心地良い山中温泉の人気スポットです。

神奈川県からの観光客「川床はもう、山中温泉に来る時から目的で、ぜひここでお茶をして、結構いろいろまわりたいなと思って」

オープン初日の2日は、旅館の経営者らが出席し祈願祭が営まれ、川床の安全やにぎわいを祈りました。

山中温泉観光協会・桂田史朗会長「川、自然、音、肌で感じるこの空間ですね。これがやはり非常に心地良いというか、自然と一体になるというのがこの川床の魅力だと思います」

川床では、山中温泉出身の料理人・道場六三郎さん監修のスイーツを味わえるほか、前日までに予約をすれば地元の人気飲食店による川床弁当を楽しめます。

昨シーズンは2万3000人以上の観光客が訪れたということで、11月末までの営業期間中、季節ごとに新緑や紅葉を満喫できます。