子どもたちに地元の海を身近に感じてもらい環境問題を考えてもらおうと。19日、長崎鶴洋高校の生徒らが小学校で『オンライン水族館』を開きました。

“30キロ離れた海で泳ぐ魚たち” が教室にやってきました。

子どもたちに長崎の海で暮らす生き物や環境について知ってもらおうと、長崎市の鳴見台小学校で長崎鶴洋高校の生徒らが水中ドローンを使ったオンライン水族館を開きました。

子どもたちはキビナの群れが織りなす『光のカーテン』や

海のギャングとも言われる『ウツボ』の姿、

映画『ファインディング・ニモ』で人気の『クマノミ』など、軍艦島(端島)近くの海で泳ぐ魚たちに目を輝かせていました。


長崎鶴洋高校2年生の山口 力丸 さんは、子どもたちに海底のサンゴを紹介しながら「長崎の海は、美しい一方で海水温が上昇しており海藻が減っていく『磯焼け』が発生している。これまで獲れていた魚が獲れなくなる恐れがある」と海の環境変化を説明しました。


授業を受けた5年生は「迫力があった」「海藻が減らないように自分でもできることをたくさんしたいと思った」など感想を話していました。

長崎鶴洋高校 山口 力丸さん(2年):
「(学校で)稚魚などの放流とかをしているので、今後は小学生たちと一緒に海に出て放流とかしてみたいなと思います」
海を身近に感じた子どもたち。貴重な光景を楽しみながら『環境を大切する気持ち』を新たにした様子でした。














