ミャンマーの大地震では、医療機関も深刻な被害を受けていて、現地で働く日本人医師も被災しました。負傷者は3900人以上にのぼっていて、医療現場はひっ迫しています。
記者
「ホテルですね。建物が大きく傾いているのがわかります。金属の大きな柱でしょうか、車道を塞ぐように倒壊しています」
地震発生から5日目を迎えたミャンマーの被災地。震源に近いマンダレーでは、がれきの中に取り残された人々の救出活動が続いています。
隣接するザガイン管区では、7割の建物が損壊したとされ、医療機関も被災しました。
地震発生時に病院にいた国際医療NGOの日本人医師は、当時の緊迫した状況をこう語ります。
ジャパンハート創設者 吉岡秀人 医師
「今まさに麻酔かけた直後に揺れが来てという状態なんですね。僕は正直、死にかけたなと思ったんです。(患者の)呼吸器を外して、手で呼吸させて運び出した」
患者や職員は全員無事でしたが、病棟の一部が崩れ、医療活動ができなくなったため、スタッフとともに最大都市ヤンゴンに避難しました。
こうした医療施設の被害はマンダレーでも。
記者
「建物の外に多くのベッドがありまして、患者さんがいます」
マンダレー総合病院は地震で建物が損壊し、一部の医療器具も使えなくなったため、多くの入院患者が猛暑の屋外で過ごしていました。
患者
「ベッドもないです」
「布団しかないです。場所がとても狭い」
別の病院にも大勢の人たちが運び込まれていました。
ジャパンハート創設者 吉岡秀人 医師
「衛生環境が悪いと子どもは病気になるし、下痢して、あるいは発熱して死んでいくし、抗生物質がないと助けられない。点滴一本すれば、助けられる子どもたちが死んでいく」
WHO=世界保健機関は、およそ1万人分の緊急医療キットを被災地に届けることにしていますが、ミャンマーの脆弱な医療体制はひっ迫した状況が続きます。
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