牛田和希キャスター:このPFAS、金沢市内ではこのような調査結果が出ています。
金沢市ではおととしから毎年1回、市内の主要な6つの河川で水質調査を実施しています。

国はPFASの安全性について体重50キロの人が水を一生涯にわたって毎日2リットル飲んでも健康に悪影響が生じないと考えられる濃度=暫定指針値を50ナノグラムパーリットルと定めています。
金沢市は去年2回実施した調査で伏見川橋周辺でいずれもPFASの濃度が国の暫定指針値のおよそ2倍となったことから、今年1月、追加の調査を行いました。
調査した伏見川の支流など12地点のうち5地点で指針値を超え寺地地区を流れる十貫川では指針値の8倍(420ng/L)を超えました。


また、同時に調査した井戸の地下水からも最大で130ng/Lが検出されました。

このPFASの問題は3月、金沢市議会でも取り上げられました。

金沢市環境政策課 川端淑愛課長は追加調査の結果を示したうえで「今回の調査結果だけでは原因とか究明されていないと認識している。今回の調査に基づきまして更なる追加調査が必要だと思っている」と説明。
金沢市環境局の越山充局長は「環境局としてはいろんな調査をして実態状況を市民にお知らせする、そうすることによって市民が地下水を遠慮しようとかそういうような行動をとっていただける状態にする必要があるのかなと思っている。これからは調査というものをどんどんやっていきたい」と市民への啓発、調査を進めていく方針を語りました。