東京・墨田区の社会福祉法人「賛育会」はきょう(31日)午後、何らかの事情で育てることができない赤ちゃんを親が匿名で預けることができる、いわゆる「赤ちゃんポスト」を区内の賛育会病院に設置しました。
賛育会は、おととし(2023年)から都や墨田区と話し合いを重ね、設置に至ったということです。
賛育会は会見で、赤ちゃんを虐待したり遺棄したりする事件が相次いでいることから、「尊い命を救う一助となるべく」設置を決めたと説明しました。
賛育会病院では、「赤ちゃんポスト」は「いのちのバスケット」、通称・ベビーバスケットという名前で設置され、預けられる対象は生後4週間以内の赤ちゃんとなります。
病院は今後、ベビーバスケットに預けられた赤ちゃんを保護したあと、児童相談所と連携して赤ちゃんの里親を探すなどするとしています。
医療機関が運営する「赤ちゃんポスト」は、2007年に設置された熊本市の「慈恵病院」に続いて全国で2例目で、都内では初めてです。
また、賛育会は、妊婦が医療機関のみに身元を明かして出産する「内密出産」も同時に始めるとしています。
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