1700人が死亡しているミャンマーの大地震、震源地近くの街にJNN取材班が入りました。緊迫の救助活動が続いていますが、生存率が下がるとされる「発生後72時間」が過ぎ、被害のさらなる拡大が懸念されます。
記者
「橋が崩れていますね」
JNNの取材班が入ったのは、ミャンマー第二の都市マンダレー。仏教と信仰の中心地とされ、聖地巡礼に多くの人が訪れます。
しかし、今回の地震で街並みは一変しました。28日に起きたマグニチュード7.7の地震で、壊滅的な被害を受けました。
軍事政権によりますと、これまでに国内で1700人が死亡したほか、日本人2人を含む3400人以上が負傷、300人近くが行方不明となっています。
記者
「幼稚園があったということですが、子どもが使っていたリュックサックなどが散乱してます」
間一髪で助け出された5歳のドリーちゃんは、右腕にけがをしていました。
ドリーちゃん
「(Q.壊れたときは怖かった?)怖かったです。(Q.ほかの友達は?)見つかっていません、亡くなりました」
地元メディアによると、この幼稚園では40人の園児と職員9人が死亡。
こちらの男性も、初孫のスラッモーちゃん(7)を亡くしました。スラッモーちゃんは、がれきの中から遺体で見つかりました。
スラッモーちゃんの祖父
「孫が生きて見つかるよう祈りながら捜しました。でも見つかったときにはもう…。未だに信じられない思いです」
私たちが取材したマンションの倒壊現場では、巻き込まれたとみられる日本人1人とも連絡が取れなくなっているということです。
姉を捜索する人
「お姉ちゃーん!」
救助を待つ女性
「(家族ら)全員が中にいると思います」
記者
「今、がれきの中から助けだされた人が救急車に運びこまれています。救助隊員らが反応を確認しています」
生存率が著しく下がるとされる「発生後72時間」が過ぎたきょう、各国から派遣された国際援助の部隊などが捜索を急いでいます。
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