ことし3年ぶりに行われた博多祇園山笠で博多の街を疾走した『舁き山』人形の1つが、対馬市に展示されています。

博多港からフェリーに乗って対馬にやってきたのは、縦3メートル、横2メートル、対馬藩初代藩主・宗義智をモチーフにした舁き山人形。

豊臣秀吉の朝鮮出兵で日朝の国交が途絶えた後、関係回復に尽力したことで知られる人物です。

人形をつくったのは博多祇園山笠を担う区域の一つ大黒流で、区域内には対馬藩の蔵屋敷などがあった対馬小路地区があります。

大黒流の井上明広取締「対馬に縁があり、宗義智さんをメインに一致団結して町内で作らせて頂いた」

対馬市の依頼で実現した今回の展示。舁き山人形は、来年2月まで対馬市交流センターに展示されます。