現存する駅舎では、熊本県内で最も古いJR網田(おうだ)駅の駅舎の改修工事が完了し、宇土市で式典が開かれました。

1899年に開設された網田駅は、国の有形文化財に登録されている木造の駅舎です。

しかし老朽化や白アリの被害、さらに熊本地震の影響などで、宇土市が去年7月から耐震や改修の工事を進めていました。

きょうはオープニングセレモニーがあり、観光列車「A列車で行こう」が到着すると、地元の園児などが歓迎しました。

駅指定管理者のNPO法人「網田倶楽部」佐美三洋事務局長「駅がまたこんなに素晴らしい形になった。地元の宝なので、この宝を私たちがしっかり受け継いでいきたい」

改修工事では、残せる部材を可能な限り使うなど、文化財としての価値を保っています。