【サッカー・明治安田J3リーグ第7節】
17位の高知ユナイテッドSCは、30日にホームで20位のFC琉球と対戦し、1-1で引き分けました。高知は、JFLだった2024年6月30日以来、ホーム戦での勝利がありませんが、J3参入後7戦目の今回も"決定弾"が出ず、待望の"J参入後ホーム初勝利"は、またも次回以降に持ち越しとなりました。

高知は今シーズン、1勝2分3敗・勝ち点5で17位。琉球は今シーズン、1勝1分4敗・勝ち点4で20位。ともに今シーズン1勝しかできておらず、苦しい状況を打破したいクラブ同士の一戦は、高知がホーム・春野陸上競技場に、FC琉球を迎えて行われました。

前半開始直後から、高知は、琉球に自陣内へ攻め込まれて攻撃を展開されます。22分、高知は、自陣内・右サイドのコーナーキックのピンチを迎えると、琉球MF10富所悠のニアサイドのコーナーキックから、MF18平松昇がヘディングでつなぎ、ゴール前にいたDF15荒木遼太がヘディングシュート。これを高知GK21大杉啓が正面で弾くも、ボールはゴール内へ吸い込まれ、琉球に先制を許します。【高知0-1琉球】

しかし高知は、前半36分、琉球陣内右サイドでのコーナーキックを獲得すると、MF16上月翔聖がコーナーキック。これを相手が跳ね返し、蹴った上月が収めると、MF8高野裕維との"ワンツー"から、上月が放ったミドルシュートがゴール右隅に決まりました。上月の今シーズン初ゴールで、高知が同点に追いつきます。【高知1-1琉球】

後半は一転して、高知が琉球ゴールに何度も攻め込む展開となります。37分には、MF19水野颯太が琉球陣内ゴール前にボールを運ぶと、右サイドにいた上月に展開。その上月がペナルティエリア内に切り込みシュートを放つも、わずかにゴール左へ外れ、ネットを揺らせません。

後半AT1分には、高知が琉球陣内でのフリーキックを得ます。これを上月がクロス気味に蹴ると、小林ペナルティエリア内でDF4小林大智がヘディングシュートするも、また、ボールはゴール左へわずかに外れます。

後半は再三のチャンスを掴むも、"決定弾"が出なかった高知。試合はこのまま1-1で引き分けました。

高知がホーム戦で最後に勝利したのは、JFLだった2024年6月30日が最後です。今節も引き分けで「勝ち点1」を得たものの、高知のJ3参入後"ホーム初勝利"は、またも次回以降に持ち越しとなりました。